2017年8月27日の茨城県知事選挙に投票した感想と開票結果は?

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 第19回・茨城県知事選挙の投開票が茨城県内1,372ヶ所の投票所で2017年の8月27日に行われ滞りなく終了し、開票結果の速報が出揃った。

6期連続当選していた、24年もの長きに渡って現職を務めた「 橋本 昌 」茨城県知事【 71:無所属 】を7万票差で破り、新人の元IT企業役員の「 大井川 和彦 」氏【 53:無所属・自公推薦 】が初当選し、新たな茨城県知事に就任する見通し。

新人の大井川かずひこ氏が当確の開票結果

 今回の茨城県知事選挙の候補者は橋本氏と大井川氏の他にNPO法人代表の「 鶴田 真子美 」氏【 52:無所属・共産推薦 】も立候補しており三つ巴戦を展開していたが、大井川氏の勢いには遠く及ばなかった。

3人の候補者の得票数は、当選した大井川かずひこ氏が49万7,361票、落選された橋本まさる氏が次点の42万7,743票で、同じく鶴田まこみ氏が12万2,013票という、それぞれの得票数であった。

2017年の茨城県知事選挙の有権者数は242万9,326人で投票率が43.48%と、前回行われた第18回目の時の31.74%に比べて11.74ポイント改善された。


茨城県民の私めも投票してきたっペよ~♪(^o^)

不肖この私めも茨城県民なもので、モチロン今回の茨城県知事選および県議会議員の常総市選挙区補欠選挙の投票に足を運んだのは言うまでも無い。

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茨城県常総市の第一投票区の投票所は常総市役所内の第3分庁舎にあり、自慢するわけじゃ無いが朝イチで一番乗りだったので恒例の「 投票箱の中は空で間違いないですね? 」という確認の役目も果たした次第。^^

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茨城県知事選と県議補欠戦の2つの投票箱の中身の確認作業を仰せつかったが、2箱ともに確実に空っぽだった事を改めて、ここで申し添えておく。

本当は断ってから撮影しようか?などと考えたりもしたのだが、これはおそらく断られていたであろうかと思われる。

何故ならば選挙投票所内を撮影しただけでも公職選挙法の秩序保持に触れる恐れが有るからなのであるが更に画像を当「 瓦版茨城 」に掲載するのは、まずもって不可能であろう。

  • 新人の大井川和彦氏が初当選し茨城県知事に
  • 現職の橋本昌知事は7万票差で落選
  • 紅1点の鶴田真子美氏も遠く及ばず
  • 当確の大井川氏は49万7,361票を獲得
  • 次点で落選した橋本氏は42万7,743票
  • 反原発を訴えた鶴田氏は12万2,013票
  • 有権者数242万9,326人中、投票率43.48%
  • 私めは投票所で空箱の確認を仰せつかった
  • 県議補選も自民党の現職市議が初当選
  • 安倍内閣改造の成果が反映されたのか
  • 茨城県民として当選された方々に訴えたい事

投票箱の中身の確認後、私めの投票が終わるまで後から投票所に来られた有権者の方々は入口付近で待たされていた様で、その間ずうっと注目を浴びていたのは言うまでも無い。( 笑 )

初当選した大井川和彦氏の経歴と政策

 今回、現職の橋本知事を破って初当選された大井川氏の顔立ちを拝見していると、いかにも茨城県民っぽい方だなと思わずには、いられないのだが茨城県土浦市の、ご出身である。

経歴は東大卒のエリートで大学時代はアメリカンフットボール部に所属していた。

元通商産業省( ※現経済産業省 )の職員を退官後、マイクロソフトやシスコシステムズを経て、ニコニコ動画で有名な株式会社ドワンゴの取締役を歴任されて来た。

今回の茨城県知事選挙で争点となっている東海原発【 東海第二発電所 】の再稼働を巡る問題に関して大井川氏は「 県民の意志を最優先し、委ねる事で反映させるプロセスを尊重する 」という姿勢で選挙活動に望んだ。

無所属で有りながらも、自民党の推薦を受けている以上は、鶴田候補の様に「 原発再稼働中止 」を訴えるわけには行かない事情が有ったとされる大井川候補だが…

この他にも橋本知事の「 多選批判 」を全面に押し出して主張するなど、アグレッシブな選挙活動を展開されて来た。

そんな大井川氏が茨城県知事に見事、初当選された理由は現職の橋本氏のブレブレな主張と「 何もしない 」県政TOPへの民意が反映された事に加えて女性候補の鶴田氏の知名度の低さなどが要因では、なかろうかと思っている。

有名所で言えば抜群の知名度を誇る、ベテランの「 菅義偉 」官房長官【 68 】や若手の人気議員「 小泉進次郎 」筆頭副幹事長【 36 】らを始めとする自民党の閣僚なども続々と茨城県入りして応援演説に依る援護射撃を展開した。

加えて自民党は今回の知事選には本腰を入れており、茨城県議に県連から1人あたり130万円の応援活動費を支給するなど、地方政治の介入に余念が無かった。

低迷する安倍政権の自民党の支持率が3日の内閣改造で若干の回復を見せたのも、今回の大井川氏の勝因に繋がったのでは無かろうか。↓

安倍内閣改造・党役員人事2017年【 速報 】

ちなみに不肖この私めは、大井川氏に投票していない。

現職の橋本まさる知事が落選した理由

 今回、行われた茨城県知事選挙では不肖この私め、橋本昌知事に清き1票を投じた次第。^^

理由は、「 原発の再稼働反対 」を訴える姿勢とベテラン知事の持つ政策力で茨城県政の更なる躍進を期待したからである。

そんな橋本氏は「 邪魔になった私に対する痛烈な知事批判で自民党に、いじめられている 」などと訴えていたが、結果的に7万票もの差で自民党および公明党推薦の大井川候補に敗北を喫した。

これは私め個人の予想だが選挙公報氏にも書かれている「 東海第二発電所の再稼働は断じて認めない 」という内容が昔から一貫して述べられてきた主張では無く、知事選が近づいてきた時に言い出されたと、政策がブレている点が指摘されていた事が影響したのではないかと考えている。

( 以下「 茨城県・東海第二発電所 」から引用 )↓

同発電所の再稼働中止と廃炉を求める署名を2011年7月下旬から県内14の市民団体が集め、4月に17万人超の署名を茨城県に提出した。

なお、市民団体側はこの署名を橋本昌知事に直接手渡す計画であったが、県側が「 日程が合わない 」などと述べて実現せず、団体側は「 知事は逃げている 」と批判した。

( 引用ココまで・出典:Wikipedia )↑

だからといって、橋下知事が昔から「 原発は動かすぞ! 」と主張されてきたわけでも無いのだが、アッチへ行ったりコッチへ来たりと政策の主張が、あやふやな点が茨城県民の不信感を生じさせたのでは無かろうか。

東大法学部卒の橋本昌氏が、茨城県知事に就任される前は自治省( 現総務省 )の消防庁消防課長などを歴任し、そのキャリアを積み上げてきた。

現職で6期、24年もの長きに渡って茨城県知事の座に君臨してきた橋本氏は重大なスキャンダルを起こした事は無いクリーンな政治家では有るが、逆に言えばこれと言った大きな改革を行って来た訳でもない。

確かに今年は2月26日に圏央道の茨城区間が開通するなど県内の交通網は大きな発展を遂げた事は事実である。↓

圏央道、茨城県の開通区間の移動時間と料金一覧

しかし故・田中角栄氏【 満75歳没 】の様に自分自身が主体となって関越自動車道等を繋げた様な実績を構築してきた訳では無い。

ここを対抗馬である大井川候補に「 車を運転しないゴールド免許保持者の様に何もしない知事では茨城の発展は無い 」と突かれてしまった格好だ。

無論、本当に何も仕事をしていない訳ではないが茨城県知事としての日々の雑務以外に何か大きな革新的な実績を残していれば、今回の県知事選挙の結果も少しは違った結果になったのかも知れない。

この様に考えると、政治家という商売は非常にストイックな仕事だなと思わずには居られない。

知名度が低かった鶴田まこみ候補

 今回の茨城県知事選挙では紅一点の候補者がNPO法人の理事長を、されている鶴田真子美氏で選挙戦の最初からハッキリと、「 東海第二発電所の再稼働反対と廃炉を! 」と、終始一貫して貫く主張を展開されて来た。

茨城県の選挙管理委員会が発行している選挙公報紙にさえも書かれていない、「 貧困層の断絶を行う税金の使い方を 」と、訴える鶴田氏はIWJの取材にも快く応じ、人柄の良さを漂わせていた。

無所属で有りながら共産党の推薦を受けた鶴田候補はとても「 良い人 」を感じさせるが、いかんせん知名度が低かった…

弁護士の夫と長男、保護猫を家族に持つ鶴田氏は、茨城県つくば市に在住されていらっしゃるが、ヴェネツィア大学に留学後、東京外国語大学博士課程( 前期 )終了の、これまたスーパーなエリート路線を歩んできた。

武蔵野音楽大学やNHKのテレビ番組でもイタリア語も教える講師をされながら、「 動物愛護を考える茨城県民ネットワークCAPIN 」の理事長も務められている。

まさに正義の、おっかさんを地で行く鶴田氏だが、知名度の低さが無ければ当選されていても、おかしくは無かった。

もっと言ってしまうと、日本の選挙戦は今回の茨城県知事選挙に限らず、元アイドルだろうが何だろうが、ある一定の知名度さえ有ればそれだけで当選できてしまう兆候は昔から確実に有ると言えよう。

言い換えれば、どんなに輝かしい経歴と素晴らしい政策を引っさげて選挙戦に望んでも「 お前だれ? 」という知名度の低さからの立候補では、それだけで苦戦を強いられる破目になるのが今回の茨城県知事選挙で改めて分かってしまったのだ。

選挙権を持つ茨城県民として投票に行ってきた

 今回の茨城県知事選挙では、不肖この私めも投票に行ってきたが、実は今回の選挙で常総市は茨城県議会議員の補欠選挙の投開票も同時に行われたのだ。

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前述した通り、茨城県常総市の第一投票区は常総市役所の敷地内に有ったのだが、ここで朝1番乗りに着いた私めは補欠議員の定数1人の投票も同時に行ってきた。

候補者は2人居たが、私めは原発再稼働は反対の立場でありながらも安倍政権の捲土重来を期待して自由民主党公認の候補、「 金子てるひさ 」紙【 33 】に清き1票を投じた。

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結果的に対抗馬の「 荒山ちあき 」氏【 47 】を押さえて常総市議2期目の金子氏が当選したが、これは安倍政権の復活を意味しているのか?などと勘ぐってしまうのであった。

現職の常総市議会議員を務められている金子氏に比べて荒山氏は保育士【 つくば市内:チャイルドクラブパンセ園長 】などの他にもハピネス合同会社の顧問やNPO法人の運動保育士会アシスタントおよび、ベビーサイン協会の講師なども歴任されていらっしゃるが実績と知名度という面では現職の市議に及ばなかった。

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新たな茨城県知事に当選したのは政権与党の自民党と公明党が推薦する大井川和彦氏で、茨城県議会議員の補欠選挙でも自民党公認候補の金子晃久氏が1万8,397票で無所属の新人、荒山千秋氏の1万542票を破り見事に当選した事で安倍晋三首相【 62 】は、さぞかし、ご満悦だろうなぁ。(^_^;)

先の東京都議戦で大惨敗を喫した自民党政権が国民の信頼を取り戻すべく、刷新した安倍内閣改造の成果が、この茨城県知事選挙と補欠県議の選挙で見事に成果として反映されたのだから。

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このような形で地方政治に中央が介入してくる現状を見て、選挙戦で橋本知事は「 地方分権だとか言いながら、こうして地方自治の選挙に中央が入り込んでくるのは、おかしい 」と語っていた。[ ibarakiken ]

だが、自民党側の立場にしてみたら内閣の支持率が少しでも回復した今こそ、復活の糸口を掴んでおきたいのが本音であるから、なりふり構ってなどいられないのだろう。

今回の茨城県知事選挙と茨城県議の補欠議員選挙を「 政争の具 」として利用していると批判されようが、政権与党の信頼を取り戻すには、うってつけの選挙戦だったに違いない。

ところで本当は、もっと早く選挙結果の速報記事を当日にでも、お伝えしたかったのだが法律の制限が掛かっていたので、それは出来なかった。

もっと言うと私めが投票した、候補者の名前を選挙の投開票日の当日にブログなどで公表しただけでも罪に問われる可能性がある。↓

( 以下「 公職選挙法/第13章選挙運動/人気投票の公表の禁止 」から引用 )↓

第138条の3
何人も選挙に関し、公職に就くべき者( 衆議院比例代表選出議員の選挙に、あつては政党その他の政治団体に係る公職に就くべき者又はその数、参議院比例代表選出議員の選挙にあつては政党その他の政治団体に係る公職に就くべき者又は、その数若しくは公職に就くべき順位 )を予想する人気投票の経過又は結果を公表してはならない。《 改正 》平12法118

( 引用ココまで:マルチメディア・インターネット事典 )↑

この場合の「 人気投票 」の項目が選挙の投票自体を指しているのか、それとも自分たちで独自に集計した投票結果を差しているのか
表現が曖昧で良く分からないのだが、「 誰々に投票しました 」とかいう記載をTwitterなどに投稿しただけでも公選法に抵触する恐れは有るとの事らしい。

( 以下「 インターネット等を利用する方法による選挙運動の解禁等 」から引用 )↓

< 選挙期日当日の取扱い >

ウェブサイト等に掲載された選挙運動用文書図画は、選挙期日当日も、そのままにしておく事ができます( 改正公職選挙法第142条の3第2項 )。

ただし選挙運動は選挙期日の前日までに限られており選挙期日当日の更新は、できません。( 公職選挙法第129条 )

違反した者は、1年以下の禁錮又は30万円以下の罰金に処することと、されており( 公職選挙法第239条第1項第1号 )選挙権及び被選挙権が停止されます。( 公職選挙法第252条第1項・第2項 )

( 引用ココまで・出典:総務省ホームページから )↑

更には選挙運動と呼べる行為の適応範囲が、どの辺りまでを差しているのかも不明瞭だが、例えば候補者が前日にTwitterなどで「 明日の選挙、投票を宜しく 」とツイートした投稿を投開票日の当日にRTしただけでも公選法違反の可能性が出てくるのだとか。

新潟県知事選挙2018年の候補者一覧の名前は誰なのか?
15日に正式に花角英世氏が立候補され、連立与党政権である自公支援枠からの出馬に。新潟知事選挙2018の争点となっている柏崎刈羽原発の唯一の再稼働推進派としての争点になるのは必至の選挙選。対する無所属からの立候補を表名している紅一点の対抗馬である池田千賀子氏は野党会派からの支援を受ける。[ gubernatorial ]

こういった法律面での諸事情から「 茨城県知事選挙2017開票結果 」記事の掲載が今日の28日に、なってしまった事だけはご理解頂けると幸いである。^^

新潟県知事選挙2018年の情勢!花角英世氏当確
速報!新潟県知事選挙2018年の情勢と出馬された3名の候補者の6月10日の開票結果は?知事選に出馬された、3候補の新潟県知事選挙で当選されたのは野党代表の池田千賀子氏と与党政権の代表候補である花角英世氏の一騎打ちになるのは間違いない情勢だ。新潟県知事選挙2018年の争点は当然、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を巡る政策方針がメインになるだろう。知名度やバックボーンの中で逮捕歴が有る安中聡候補の情勢は厳しいの一言に尽きる。

最後に茨城県民として、お願いしたいのは今回当選された茨城県知事と茨城県議の方々は血税に拠る公費を使って活動されるのだから、どこぞの議員様の如く政務活動費の横領や不倫疑惑と言った恥ずかしい不祥事だけは起こさぬよう県政に、お励み頂ければ本懐之に過ぎるはない。

沖縄県知事選挙2018年の開票結果速報と当選者
2018年9月30日の日曜日に投開票が行われる沖縄県知事選挙の開票結果を本稿にて当選者の当落を速報で、いち早くお知らせする。主力候補の玉城デニー氏と佐喜眞淳氏の一騎打ちで、どちらかが沖縄県の新知事に当選される見通しだが、リアルタイムで更新する。

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