いよいよ、2017年8月3日に自民党、安倍政権の「 内閣改造 」人事( 第3次・安倍第三次改造内閣 )が行われ、新たな閣僚の顔ぶれが出揃う。[ abe-naikaku ]
【 この記事ページの目次 】
8月3日発足の新閣僚と党役員の速報[ abe-naikaku ]
すでに2日のから内定人事は続々と決まっており、日付をまたぐ頃には全19閣僚と党役員人事のポストが決定した模様。
現政権と距離を取ってきた、アンチ安倍とも言われる無派閥の「 野田聖子 」元総務会長【 56:衆議院8期 】の入閣が内定しており重要閣僚に抜擢される見通しの通り、ポストは総務大臣兼女性活躍担当相に決定した。
【内閣改造】野田聖子元総務会長は総務相兼女性活躍担当相 https://t.co/KWr4yqZgw6 pic.twitter.com/W47pZF6jcB
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2017年8月2日
最近の支持率は危険水域と言われる、
30%台を切る程までに低迷している安倍政権は、
この内閣改造で国民の信頼を取り戻せるのか?
その答えは3日に自民党本部で行われる
臨時総務会を経て決まる安倍新政権が
発足してからでないと分からない。
※8月5日追記※3日と4日に実施された
世論調査で分かった安倍新内閣の支持率は
共同通信社が44.4%、日本テレビと読売新聞社が
42%と、軒並み40%台に回復を見せた。
ただし、どちらの不支持層も40%台に上り、
これからの政局運営に期待が掛かっている状態。
まずは2日の現段階で内定済みの役員人事と
「 自民党3役・党4役 」の顔ぶれから。↓
- 「 二階俊博 」幹事長【 78 】⇒留任
- 「 岸田文雄 」外務相兼防衛相【 60 】⇒政務調査会長
- 「 竹下亘 」国対委員長【 70 】⇒総務会長
- 「 塩谷立 」元文科相【 67 】⇒選挙対策委員長
- 「 森山裕 」前農林水産相【 72 】⇒国会対策委員長
上から3番目までが党3役、同4番目までが党4役だが
下段の森山議員を含めて「 自民党執行部 」の
新しい顔ぶれとなる。
先月の28日に「 自衛隊PKO日報問題 」の
責任を取り稲田元防衛大臣が辞任された事で、
臨時で外相と兼任された岸田外務・防衛大臣は、
20日の夜、安倍総理と一緒に都内のホテルで
会食を、されているのだとか。
岸田大臣は、「 ポスト安倍 」と
言われるようにハッキリ言って、
次期総理大臣の椅子を視野に入れているので
「 党務に専念したい 」とする本人の意向を
安倍晋三首相【 62 】が忖度して、党の
政策立案を行う政調会長に充てたのである。
安倍首相「私自身深く反省。国民の信頼勝ち得て責任を果たす」 臨時総務会で新役員を正式決定https://t.co/mQq5VFuiAn #内閣改造 pic.twitter.com/VdbVCr3Jg7
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2017年8月3日
20日の食事をしながらの会談の時に、
3日の人事について話しを、したのでは?
と報じられていたが、おそらく
「 安倍さんの次に総理に、なりたいから
党三役を、やらせて下さいよ~ 」などと
お願いしていたのかも知れない。
モチロン、将来的に計画通り岸田大臣に
自民党総裁の椅子が回ってきた時にも
自民党が政権与党で、いられなければ
総理大臣には、なれないだろうが。
今回も、その自民党総裁は安倍総理が
就く事になるので、3日の内閣改造後も
総理大臣は安倍晋三氏になるが、
副総裁の椅子は「 高村正彦 」議員
【 75:衆議院12期 】の留任が、
すでに固まっている。
政治の役割 振り子を常に真ん中に 自民党副総裁・高村正彦(1)#私の履歴書https://t.co/6jBvzbOIqS pic.twitter.com/XbieA4IQhj
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2017年7月31日
それでは、お次に2日の現時点での
安倍内閣改造人事で新たに決まっている
19閣僚の新たな顔ぶれから見て行く事にしよう↓^^
- 「 菅義偉 」内閣官房長官【 68 】⇒留任
- 「 野田聖子 」元総務会長【 56 】⇒総務大臣兼女性活躍担当相
- 「 小野寺五典 」元防衛相【 57 】⇒防衛大臣
- 「 麻生太郎 」副総裁兼財務相【 76 】⇒留任
- 「 世耕弘成 」経済産業相【 54 】⇒留任
- 「 石井啓一 」( 公明党 )国交相【 59 】⇒留任
- 「 梶山弘志 」議員【 61 】⇒地方創生大臣
- 「 吉野正芳 」復興大臣【 68 】⇒留任
- 「 林芳正 」元農水相【 56 】⇒文部科学相
- 「 小此木八郎 」【 52 】⇒国家公安委員長兼防災担当相
- 「 加藤勝信 」1億総活躍担当相【 61 】⇒厚生労働大臣( 拉致問題担当相兼務 )
- 「 茂木敏充 」政調会長【 61 】⇒経済再生相( 人づくり革命担当兼務 )
- 「 松山政司 」参院国対委員長【 58 】⇒1億総活躍担当相
- 「 江崎鉄磨 」衆院議員【 73 】⇒沖縄・北方担当大臣
- 「 河野太郎 」元行革担当相【 54 】⇒外務大臣
- 「 鈴木俊一 」元環境大臣【 64 】⇒五輪( オリンピック )担当大臣
- 「 中川雅治 」参院議員【 70 】⇒環境大臣
- 「 斎藤健 」農水副大臣【 58 】⇒農林水産大臣
- 「 上川陽子 」元法相【 64 】⇒法務大臣
…以上が新たな19閣僚の全ての顔ぶれと、
あい成るが再登板となる安倍首相は
敢えて記述していないので、あしからず。
ちなみに伊吹元衆院議長【 79 】同様に
1回は大臣就任の要請を断った江崎議員は、
二階幹事長から「 私よりも年齢が若いのに
固辞するとは何事か! 」と“喝”を入れられ、
入閣に応じたのだという。(^_^;)
次章以降では2日、文部科学省に見学に訪れた
小学校4年生の男の子に、
「 明日の内閣改造で大臣は変わるんですか? 」
などとストレートに聞かれ、
「 それは安倍さんが決めるから分かんないなぁ… 」
と答えていた「 松野博一 」文科相[ 教育再生担当 ]
【 54 】の「 党国対委員長“代理” 」の内定など、
本章で掲載した19閣僚と自民党執行部以外の
人事に付いて、順次お伝えして参る所存。
19閣僚・自民党執行部以外の新たな顔ぶれ
この章では3日に発足する第3次
安倍再々改造内閣の新閣僚と執行部以外の
国対委員長代理や官房副長官などの役員の
新たな顔ぶれ等を見て行く事にしよう。↓
- 「 松野博一 」元文部科学相【 54 】⇒党国対委員長代理
- 「 小泉進次郎 」元農林部会長【 36 】⇒筆頭副幹事長
- 「 萩生田光一 」内閣官房副長官【 53 】⇒幹事長代行
- 「 薗浦健太郎 」外務副大臣【 45 】⇒首相補佐官【 安全保障政策 】
- 「 西村康稔 」元内閣府副大臣【 54 】⇒官房副長官
- 「 河村建夫 」元官房長官【 74 】⇒衆院予算委員長
- 「 古屋圭司 」党選対委員長【 64 】⇒衆院議院運営委員長
- 「 宮腰光寛 」元副農林水産相【 66 】⇒首相補佐官【 農政 】
- 「 林幹雄 」幹事長代理【 70 】⇒選対委員長代理を兼務
- 「 野上浩太郎 」参議院官房副長官【 50 】⇒留任
- 「 杉田和博 」官房副長官( 事務 )【 76 】⇒留任
前章の新閣僚と自民党執行部の掲載は
抜けが無いものと自負しているが、
こちらの方は抜けが有るかもしれない。(;゚Д゚)
そんな時には、ご容赦を頂きたいのであるが
以上が安倍内閣改造人事の速報一覧である。
いやしかし、こちらの自民党役員という
役職に就いておられる議員さん達って、
半端じゃない数だ!↓
上のURLリンクは最新の第3次安倍第三次改造内閣
の一覧表では無いが、自民党内で平の議員さんて
どなたも居ないのでは?と思われるほど
役員の人数が多い。( 笑 )
この中には大臣から交代させられた閣僚の議員さんたちも、いらっしゃる中で安倍総理からの大臣の打診を断った方も居るらしいが。
文部科学大臣就任の依頼を断った重鎮議員
実は、その方こそ二階派の重鎮で
衆議院議長も歴任された「 伊吹文明 」
衆議院議員【 79:11期目 】である。
安倍総理とはメル友の仲で有ると言うが、
そんなメル友からの「 文部科学大臣への就任要請 」は
「 議長経験者が閣僚を務めるのは道義的に、
いかがなものか? 」とする理由で断った
と言うが果たしてこれが本音で、あっただろうか?
【文科相に林芳正氏起用へ】安倍首相は「加計学園」で矢面に立つことになる文科相に林芳正氏を起用する方針です。伊吹文明氏にも要請していましたが、衆院議長経験者であることを理由に断られていました(松吉)
8/2 – 共同通信 47NEWS https://t.co/9Dy4QkV5gU— 共同通信公式 (@kyodo_official) 2017年8月2日
文科省と言えば、セットで付いてくる
目の上のタンコブに、岡山市に有る「 加計学園問題 」
があり、獣医学科新設を巡る一連の疑惑がある!
党国対委員長代理に就任された松野氏が
文科相だった時には、コレの対応に
散々振り回されて来た経緯も有る様なので、
二つ返事で引き受けられる仕事では
無かったのかもしれない。
バトンを渡されてしまった林芳正大臣には、
ご活躍を願うしかないが次章では
閣僚から交代させられてしまった
議員さん達を、ご紹介させて頂く所存。
閣僚を交代させられた議員さん達
東京都議選での応援演説時に
公職選挙法に触れるような失言を、
うっかりし損ねたり南スーダンへの
自衛隊PKO【 国連平和維持活動 】
派遣時の日報問題の監督責任を取る形で
8月3日の内閣改造を待たずして
引責辞任された稲田朋美元防衛大臣【 58 】。↓
その前の4月には二階派のパーティーの
壇上でのスピーチで、東日本大震災の
被災地の方々を傷付ける発言をして、
今村雅弘元復興相【 70 】が引責辞任をされている。↓
しかし、この様な問題とは無関係な閣僚も
交代させられていて、閣僚である役目を終えられた
議員さん達も何名か居らっしゃるが、
これも支持率回復を目指す人心一新の為の
刷新改革なので、やむを得まいか。
まずは怒号や、ヤジのオンパレードだった
東京都議選の応援演説で秋葉原駅前で
安倍総理と一緒に声を張り上げていた、
2年前から閣内にいる「 丸川珠代 」参議院議員
【 46:2期目 】が五輪担当相から交代させられた。
また、その時に安倍総理と同じ選挙カーの上で
一生懸命に声を張り上げて応援していた
経済再生担当相の「 石原伸晃 」衆議院議員
【 60:9期目 】も外されている。
また、安倍総理に近い位置に居たとされる
「 高市早苗 」総務相【 56:衆議院7期目 】も
交代となったが他にも、いらっしゃるので
以下リストタグにて一覧表記させて頂く。↓
- 「 塩崎恭久 」元厚生労働相【 66:衆議院議員7期目 】
- 「 山本幸三 」元地方創生担当相【 68:衆議院7期目 】
- 「 金田勝年 」元法務相【 67:同上3期目 】
- 「 鶴保庸介 」元内閣府特命担当、沖縄・北方担当相【 50:参議院4期目 】
- 「 松本純 」元防災担当相【 67:衆議院6期目 】
- 「 山本有二 」元農林水産相【 65:同上9期目 】
- 「 山本公一 」元環境大相【 69:同上9期目 】
元法相の金田議員は共謀罪などの
法案成立を巡って、国会で不安定な答弁を
繰り返したという指摘が有るが、ご本人は
「 答弁の一貫性には十分気を付けた 」と述べている。
※8月5日追記※上川新法相に引き継ぎする時の
金田議員の映像を拝見したが、あくまでも個人的な
印象としては「 マイペースで、ノンびりした方だなぁ 」
と率直に感じた。
また鶴保議員は今回、総務大臣に
大抜擢された野田聖子議員の前夫で、
2007年に離婚されている。
一方、野田議員は2011年に
一般人男性と再婚されているが、以前に
テレビで仰っていたのに講演会の男性から
「 議員さんは幸せになっちゃダメなんだよ 」
とか言われたことが有るとコメントされていたが、
これが事実だとすれば忌まわしき事であろう。
じゃっかん話しが逸れたが、
「 石破茂 」前地方創生担当相
【 60:衆議院議員10期目 】は入閣しない見通しである。
小泉純一郎元首相【 75:引退済み 】を
父親に持つ「 小泉進次郎 」元農林部会長
【 36:衆議院3期目 】は、自民党の顏となる、
「 筆頭副幹事長 」のポストが宛がわれる模様。
このように安倍首相は、大部分の閣僚を
入れ替えた訳だが、どうも世論の評価は今一つで
「 真新しさやサプライズ感が無い 」と厳しめな反応。
いずれにせよ今回の内閣改造の狙いは、ただ1つ、
「 落ち込んだ支持率を再び上げるため 」に他ならない。
遂に30%を切ってしまった安倍内閣の
現在の低迷した支持率を回復させる
突破口になるので、あろうか?
その答えは神のみぞ知る…(;゚Д゚)
コメント