女性問題で揺れる、米山隆一新潟県知事【 50 】の公式ツイッターが炎上しまくっている。
【 当記事ページの目次 】
騒動の渦中にある米山隆一知事の公式ツイッター
「 Twitter炎上 」と言って思い出すのが元衆議院議員の上西小百合氏【 34 】だ。
昨年も議員時代に発した浦和レッズに関するツイートが炎上して、ネットニュースに取り上げられたので当「 国家秩序維持省 」でも記事に、したためた。↓
しかし、米山隆一知事の公式ツイッター・アカウントの炎上ぶりは、もしかして上西小百合氏の炎上を上回るかも、と思わずにはいられない程の頻度で繰り返されている。
言葉は悪いが新潟県知事という公人の立場など、お構いなしにあちこちの政治家や著名人にTwitterで喧嘩を売りまくっている印象が、どうしても拭えない。
さみしいから誰かに、構って欲しい「 かまってちゃん 」なのか?
しかし実際は「 ちょっと他県の知事とは違うだろう? 」
という戦略で意図的に、つぶやいている様子なのだが。
理由は2つある。1つは本当に、そう思うから。もう1つは、悪名は無名にまさるから。
つまり、まとめると米山知事がツイッターで炎上してでも発信を続ける理由は、「 心に思った本当の事をツイートするのと、つぶやく事で悪名は無名に勝るから 」なのか。
さらに米山知事は4月6日の記者会見でも、ツイッターをやる理由を以下の様に説明した。↓
ツイッターについて米山知事は、「 議論好きなので娯楽の一つ 」と説明。
以上の3点をまとめると「 本当に思ったことだから認知度を上げるため議論という娯楽目的 」のためにツイッターを炎上してでもやる、という事だがまんま炎上理由に当てはまる。
- 本当にそう思うからツイッターでつぶやく
- 悪名は無名に勝るので知名度を上げるため
- 議論好きなので娯楽の為にツイートを行う
さらにトランプ大統領まで引き合いに出して「 あそこまで批判されたからこそ大統領になれた 」と語ったのだ。
言い換えれば、確信犯的に炎上商法を狙った情報発信を行なっているのが米山知事だったのである。
しかし「 口は災いのもと 」とはよく言ったもので、四方八方に喧嘩を売りまくった結果が思わぬ災禍を、もたらす事になった。
その代表的な例が日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事【 54 】であろう。
松井一郎知事が米山知事を損害賠償で訴えているが、裁判の詳しい成り行きは次章で示すとして、冒頭で紹介した上西小百合氏も米山知事の今回の一件でツイートされている。↓
米山さんが辞めたら、野党は菊田真紀子さんを新潟知事選に出すしかない。そうしたら金子めぐみさんが代議士になる。今の金子さんなら落ちる要素ないし。
— 上西(うえにし)小百合 (@uenishi_sayuri) 2018年4月17日
松井一郎知事へのツイートが炎上し裁判に発展
率直に申し上げて、大阪府政に現職の新潟県知事が
口を挟んだのが、米山知事の炎上ツイート
だったのではなかろうか?
前置きとして、松井一郎府知事は旧日本維新の会
( 2012年~2014年 )の幹事長を務めた経験があり、
当時おなじ党( 会 )で釜の飯を食った経験がある。
ただし、旧日本維新の会に所属していた時、
2012年の第46回衆議院議員総選挙と
2013年の第23回参議院議員通常選挙を
新潟選挙区で戦ったが、いずれも落選している。
かつて同じ釜の飯を食った旧知の仲で有ろうと、容赦の無い炎上ツイートを仕掛ける米山知事。↓
因みにこの「高校」は大阪府立高校であり、その責任者は三浦さんの好きな維新の松井さんであり、異論を出したものを叩きつぶし党への恭順を誓わせてその従順さに満足するという眼前の光景と随分似ていて、それが伝染している様にも見えるのですが、その辺全部スルー若しくはOKというのが興味深いです https://t.co/XRcyTK6j0O
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) 2017年10月29日
つまり、大阪府政の教育方針に対して現職の新潟県知事が公式のツイッターで噛み付いたのだ!
つぶやきの具体的な内容は「 頭髪の色を規制する高校は党の恭順を誓わせる日本維新の会の松井代表の如し 」とするもの。
上記のツイートに松井一郎府知事は
「 日本維新の会という組織と僕個人の両方を侮辱し、バカにした発言 」だと激怒した!
実際には日本維新の会は多数決で物事は決めているのだ。
人を侮辱し、バカにした発言で党の独裁だとか恭順を誓わせたとかいう事実に基づかない間違った情報をツイッターで発信した事への謝罪を求めた。
所が米山知事は「 松井一郎府知事の名前は出した覚えはない 」とゴマかして謝罪は一切、行わなかった。
「 謝っていれば許してた 」と記者会見で話した松井府知事は2017年12月6日付けで550万円の損害賠償の提訴に踏み切った。
新潟県知事の米山さん、ツイッターを削除しても、貴方が公人にも関わらず、妄想で僕を貶める発言した事は消えません。 https://t.co/gI42BrreVs
— 松井一郎 (@gogoichiro) 2017年10月29日
この訴えに対して米山知事側は請求の棄却を求めたが和解には至らなかった。
さらに昨日の囲み取材でも松井府知事は
「 私人であれば相手にしなかったが公人の立場で我々に対する侮辱的なツイッターをしたのだから知事を辞されても訴訟は取り下げない 」との考えを示した。
まさに「 つぶやきは災いのもと 」といえる典型的な代表例だが、県知事という公職に付いていながらにして節度を弁えない米山知事は失態いがいの何者でもないようにも思えるが…
橋下徹元大阪市長にもツイッター批判を展開
同じ釜の飯を食った旧知の同門に対してもツイッターで議論を、ふっかけたのは松井府知事のみではなかった。
元大阪府知事と大阪市長を歴任されてきた橋下徹弁護士【 48 】も、かつては旧日本維新の会の代表を務められたが、かつての米山知事は、その会に所属して国政選挙に出馬しているのに…
あれだけ「維新の党は国会議員だけで何でも決められると思っている!」と非難しておきながら、自分達は国会議員と橋下、松井、吉村氏だけで党代表を決めて,後から参加する地方議員や一般党員は選択権ゼロってことですよね。相変わらずのご都合主義で。https://t.co/b5T12KFsvM
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) 2015年12月1日
しかも、日本維新の会に所属している時は
選挙区の新潟まで、応援演説に駆けつけたこともある
橋下徹氏に対してである。( 音量に注意! )↓
いかに結果が落選だったとは言え、この時の橋下氏への恩義はどこへやら。↓
あれだけ「維新の党は国会議員だけで何でも決められると思っている!」と非難しておきながら、自分達は国会議員と橋下、松井、吉村氏だけで党代表を決めて,後から参加する地方議員や一般党員は選択権ゼロってことですよね。相変わらずのご都合主義で。https://t.co/b5T12KFsvM
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) 2015年12月1日
橋下氏も応酬し、最終的にはツイッター・バトルへと展開していった。↓
僕が米山新潟県知事を口汚く罵る理由は、彼は僕が公人のときにまあ酷く罵ってきた。そのとき僕は公人で米山は私人だったので我慢した。それと米山は僕を批判する過程で僕の現住所地をネットで公表した。それが原因か知らんが色んな抗議モノが届くよ。最低な奴だ。これも当時僕は公人なので我慢した。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) 2017年3月17日
以上の、いきさつから2017年5月22日に放送された
「 橋下羽鳥の番組 」にゲスト出演された
米山隆一知事と橋下徹氏との、
やり取りは以下の通り。
米山知事は「 橋下さんはツイッターで
論理的なテクニックを使っているので、
そこを指摘したかった 」と発言。
対して橋下氏は「 米山さんは全体を見ていない!
公人なんだからしっかりして貰いたい 」と応酬。
すると米山知事は「 公人はRTを使っちゃ駄目だとか
橋下マイルールをツイッターに書いとけば良いのに 」
と言い放ち、さらに「 橋本さん嫌いだけど
大阪都構想は今でも正しいと思っているから
賛成している 」と話した。
さらに上の動画にある様に新潟選挙区に
応援演説に出向いた当時の事も振り返った。
「 とにかく『 来てくれ来てくれ 』と言ってきたから
時間やりくりして新潟まで行ったのに
大阪の活動に見向きもしないのが
腹たってしょうがない 」
そして橋下氏は「 言い方の問題 」と前置きした上で米山知事のツイッターの、あり方に次の様に言及した。
「 僕のツイートに関してここが問題じゃないですかとか?
ここが誤解を受けるんじゃないですか?とか、そういうやり方で( 日本維新の会としてやってきた )
今までの関係が有れば批判はしても良いけど『 批判の仕方 』ってものが有るんじゃないですか? 」
「 的確に厳しく批判してくれる事は全然良いわけですよ 」
「 ちょっとからかってやろうとかちょっと、つっかかってやろうとか
そういう気持ちが見えるから、そういう言い方じゃないやり方で公人としてきちんとやってね?ってこと 」
国際政治学の三浦瑠麗氏のツイッターを批判
米山知事は公人の身で有りながら、国際政治学研究者の三浦瑠麗氏【 37 】のツイッターにも噛み付いた!↓
つくづく三浦氏の論調は不思議なのですが、認可園よりバウチャーにしろというのは「共産党などの左派」に対して言うことではなく、都の与党都民ファースト、公明党、第3党(公明と同議席)自民党に言うべきことでしょうにと思います。何でこの方の論理は、悪い事は何でも左派のせいなんでしょうか? https://t.co/6o9aUkmWVg
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) 2017年10月9日
「 バウチャー 」というのは各種サービの利用券やクーポン券の事を指す。
ちょっと分かりにくい三浦瑠麗氏の唱えるバウチャー制度というものを引用で見てみたい。
バウチャー制度を規制緩和と組み合わせれば、大半が貯蓄に回っている現在の手当を子育て産業の振興に回すことができ、女性が働くこともより容易になるだろう。
ざっくり言うと、現在の子ども手当が貯蓄に回っている現状を高い出来るのが、バウチャーによる現物支給制度である、という主張なのである。
で、米山知事はバウチャー制度の主張をぶつける相手が違うだろ?という批判なのだ。
放送作家の百田尚樹氏をツイッターで批判
米山知事のツイッター批判は放送作家の百田尚樹氏【 62 】にまで及んだ。
百田氏は「中国と日本が軍事衝突をしたら朝日新聞は中国の肩を持つ」という勝手な憶測に基づき、基本朝日新聞とは関係ない「朝日の読者」を「日本の敵」と断罪して、日本人の日本人に対する憎悪を煽っています。この様な行為こそ、日本を分断しその力を弱めるものでしょう。厳に慎むべき事と思います。 pic.twitter.com/Mdvpkmtbdg
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) 2018年1月16日
百田尚樹氏のツイッターも確かに過激な発言内容ではあるが、現職の新潟県知事がここまで突っ込むのは、どうかと思われるのだが…
評論家の石平氏( シーピン )との応酬合戦
評論家の石平氏( シーピン )【 56 】は
2007年に帰化し、日本国籍を取得された
拓殖大学の客員教授だ。
米山隆一新潟県知事は石平氏のツイッターにも
炎上覚悟の猛烈な批判を展開した。
適不適の判断はさておき、いずれにせよ望月記者は自国の政府に対し直接対峙している。一方石平氏は今や、祖国を離れ、独裁政権と批判する中国政府と直接対峙することなく日本人向けに中国政府批判を展開しているに過ぎない。闘う望月記者の歌を闘わない石平氏が笑う事は吐き気を催すほど醜悪だと思う。 https://t.co/YR8F8NQInw
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) 2017年9月9日
東京新聞のM記者は官邸の会見で
菅義偉官房長官【 69 】との、やり取りが有名だが
それはさておき上記の、やりとりって…
どこかで聞き覚えの有るフレーズだな、
と思いきや、歌手の中島みゆき氏【 66 】の名曲
「 ファイト♪ 」に、かけているんだろうなぁ。↓
9月9日大岡山泉谷しげる、昭和のフォークを歌う🎵より、中島みゆきの「ファイト!」アフターにも直接お話ししましたが、泉谷さーん、これは、90年代の曲ではありませんよー!昭和ど真ん中!輝ける80年代の中島みゆきの名盤のひとつ「予感」に収録された名曲です!歌ってもらえて嬉しかったです💕 pic.twitter.com/MjMJFna4Gj
— Rockeiton (@Rockeiton) 2017年9月10日
要は中国政府に対して直接、議論をぶつけない
石平氏を批判しているツイートである。
その石平氏は、今回に米山知事の女性問題の
騒動に触れ、以下のツイートを投稿した。↓
新潟の米山知事は辞職する意向であるという。私への差別的発言はさることながら、知事職とはまったく無関係のところで多くの人々に悪質な攻撃を仕掛けまくっている点からしても、彼が知事になったことはそもそもの間違い。知事を辞任することこそは、新潟県民にたいする彼の最大の貢献となろう。
— 石平太郎 (@liyonyon) 2018年4月16日
代表的な事例は以上に5人になるが、
まだまだ探せば出てくるかも知れない。
それにしても私人の立場にある人間ならともかく
現職の県知事が、炎上狙いのツイートだったとすれば
見識を疑われても文句は言えないだろう。[ niigata-2 ]
バク宙の動画のアップだけにしておけば…
今回の女性問題の騒動は「 ツイッター炎上 」とは直接関係ないが、松井府知事から訴えられた事に関しては自分で自分の首を締めた結果だなとしか思えないのである。
米山隆一知事の有名なツイートでは
「 バク宙の動画 」がある。↓
僕のバク宙動画です。賛否両論があるのは承知していますし、すごくやりたい訳では全くないのですが(誤解ないようにお願いします-笑)、一応トレードマークですし景気づけの効果も侮れないので、「(勝負を)ひっくり返すぞ!」という事でやりました。全然練習ができない中で、まあ上出来でした(笑) pic.twitter.com/HdSJkxysYd
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) 2016年10月11日
このバク宙動画のツイートだけなら、何も問題は起きなかったはず。
まだ、新潟県知事を辞職すると決まったわけでは
ないものの、おそらく辞職は避けられないと思われる。
米山知事の全ての結末で、それ見たことか…
だから言わんこっちゃない、と思われた方も
いらっしゃるかも知れない。
さすがに今回の女性問題の騒動は「 ひっくり返す 」
ことは出来そうにない様だが。[ niigata ]
コメント
この人、経歴は極めて華麗だがいったい何をやりたかったのか?他者や社会からの承認欲求が強かったアダルトチルドレンでは?そんな人物、政治家は無理。天才とか言われているが、実際は単なる偏差値試験著秀才レベルだ。彼はいわゆる偉人のようなものを何も創造したりしてはいない。ポピュリストでナルシシスト。今春の新潟県での豪雪に際しても地元県知事としてのその仕事ぶりは失格。最後も情けない。二度とリーダーに斯様な人を選んではいけない。
反邪さま、大変、考察の深いコメントを頂き恐悦至極に存じます。
新潟県民の有権者の方々も、事件後は「 まさか、この人が!? 」
と思われたかも知れませんね。
ポピュリズム( 大衆、人民主義 )な面は柏崎刈羽原発の再稼働に
慎重な姿勢が前回の知事選での票を集めた、と言われていますね。
反邪様のおっしゃる通り、ツイッターで他者を批判する前に知事として
すべき仕事は、沢山あったはずなのですがね…残念です。