「 嘆願書 」とは「 情を述べて願うこと 」を書き記した文書のことであるが、奥野康俊大阪市議が会見で訴えた嘆願書とは、「 宮川泰介選手の減刑を求める書面 」であり、いま集めていると会見で語った。
日大アメフトDLの反則行為、悪質タックルに拠って負傷したクオーターバックを、されていた選手の父親である奥野康俊大阪市議【 52 】の会見内容だ。
【 当記事ページの目次 】
関学のアメフト被害者父親の会見内容での嘆願書
「 息子( 負傷した関学のQBの選手 )の容態は
診断書通り、3週間で回復に向かっております、
ありがとうございます 」
「 フェイスブックやツイッターでも上げさせて
頂いていますが、あちらのお二人( 日大の内田正人前監督と
井上奨コーチ )の会見を聞いたときに( 怒りで )
『 身体の震えが止まらなかった 』と
書かして頂いたんですけれども 」
「 憤りから不信感、今はもう悲しみに
変わってきております 」
「 本来、被害届を出しながらその加害者の
嘆願書を出すという事は有りえない話し
だと思っております 」
「 すでに報道で、ご存知の事と申しますが
私の息子の関学大アメフト部のQBが日大DLの
宮川泰介選手の悪質なタックルにより、負傷しました 」
「 試合後、日大の内田( 前 )監督は
反則行為を容認するとも受け取れる内容のコメントをしました 」
「 本事件後、日大からは何の連絡も謝罪も
無かったため、5月7日、私は警察に相談しました 」
「 5月18日、宮川くんからの直接の
誠意ある謝罪が有りました 」
「 5月19日、日大の責任ある方から直接の謝罪が
会ったものの、誠意を感じることが出来ませんでした 」
「 5月21日、私は日大の対応に憤りを感じ
このままでは本事件の真相を、うやむやに
されてしまうのではないか?と危惧し、
本事件に際し警察に被害届けを提出しました 」
「 私は警察に対し『 被疑者を宮川君ではなく、
内田監督として被害届けを提出したい 』
と申し出た所、警察からは
『 被疑者を宮川くんとしなければ被害届けを受理できない 』
と言われましたので、やむを得ず届け出を
その様に、しました 」
( ちなみに「 被疑者 」とは、警察などの捜査機関から
犯罪の疑いを受けているが、まだ起訴されていない段階の
人物の事を指して呼ぶ。)
「 5月22日、宮川くんは記者会見で謝罪をし、
勇気を持って真実を話してくれました 」
「 そこで本事件に於ける、内田( 前 )監督や
井上( 前 )コーチの関与の具体的内容が
明らかとなりました 」
「 5月23日、内田監督や井上コーチの記者会見が有り
5月24日、日大から関学大へ回答書が送付されましたが
いずれの内容も指導者が選手である宮川くんに
責任を押し付け、矛盾が残り疑義が残るもので
有ったため到底、受け入れられるものではなく
激しい憤( いきどお )りを感じております 」
「 被害届の提出後、警察の捜査は進められておりますが
私や家族が心を痛めているのは捜査の結果、
宮川くんが重い刑事責任を負わされるのでは
ないか?という不安です 」
「 また今後、本事件に於いて重い責任を追うべき
内田監督や井上コーチの厳正な処罰を求める為に、
告訴状の提出を検討しておりますが、
警察からは『 告訴状にも被告訴人に
宮川くんを含めないと受理できない 』との回答
があり、この事も本当に悩ましく思っております 」
(「 被告訴人 」とは犯罪被害者から告訴を
された側の者を差し、従って加害者側の人物を指す。)
「 真実を明らかにすることは、
宮川くんのためでもあります 」
「 そのためには捜査を進める必要があり、
被害届を取り下げる訳には行かないのです 」
「 あの様に、私の息子を怪我させる様に追い込んだ
内田監督や井上コーチの厳正な処罰を求める事も
やはり必要に、なってくるのかと思います 」
「 宮川くんは世間から多くの批判にさらされ、
すでに社会的な制裁を十分に受けていると
思っていますので、さらに刑事責任を
負うべきでは無いと考えます 」
「 そこで、今の私に出来ることは宮川くんに
寛大な処分を求める嘆願書を集めることだと思いました 」
「 嘆願書を、できるだけ多く集める事で
検察官に宮川くんへの寛大なる措置が、
なされるように求めたいと思います 」
「 以上が嘆願書の、お願いと言うことで
この件が、どの様に上手く解決に結びつくか
ということを色々かんがえた結果、息子は
まだ未成年ですので法定代理人という親の立場、
今後手続き等に付きましては弁護士に依頼を
しながら前に進めていくかも検討して行きたいと
思っております 」
「 ネットのフェイスブックでは嘆願書のフォーマットを
アップしたいと思っておりますので
会見が終わり次第、アップします 」
関学のアメフト被害者父親の嘆願書の内容とは?
奥野康俊大阪市議が出されている嘆願書の内容は以下の通りであるが、被害選手の名前は伏せてある。
嘆願書
東京地方検察庁立川支部 御中
私は、平成30年5月6日、東京都調布市西町
717所在東京スタジアム補助グランド
( 通称:アミノバイタルフィールド )において、
関西学院大学体育会アメリカンフットボール部の
( 関学のQB )選手が被害に遭った傷害被疑事件に
ついて宮川泰介氏は、( 関学のQB )選手と
そのご家族に直接謝罪したと聞きました。また宮川泰介氏は、同年5月22日に謝罪会見にて、
改めて謝罪の意を表し、事件の経緯について詳細に
語ったことは、非常に誠意ある対応を
されたと思いました。どうか宮川泰介氏に対しては寛大なる処分を
して下さいますようお願いします。
以上
関学アメフト被害者の父親が不信感を抱く理由
「 以前の会見と同じでモヤモヤとして
釈然としない部分が有ります 」
「 いま、この会見を開いている事じたいが
信じられないです 」
「 早く収束できない理由が大人たちの事情に有るのならば、
早く収束に向かう様にしていただきたいと 」
「 やっぱり辛いですよね?本来なら自体が収束して
学生たちも普通に試合をしているはずなのに、
そうなっていないのは問題です 」
「 ルールを無視して、ああいった事が起きると
いうことは事故では無く事件ですから 」
「 何かを隠そうとしているのが、あからさまです 」
「 人格を完成させるのが教育基本法の根本なのですが 」
「『 嘆願書を下げてくれ 』という言葉も有るのですが
現在の日本の法律でそうなっているので、
下げることが出来ないという事なのです 」
宮川泰介選手の謝罪の誠意を受け入れて
「 18日に私の家族を向こうの家族とで会って
謝罪を受けておりますが、その後で息子
( 負傷した関西学院大学のQBの選手 )が
会見を見て宮川泰介選手の事を、
『 かわいそうだね 』と言っているんです 」
「 刑事告訴を取り下げるタイミングは
監督を初め指導者の一新というのは
最初から申し上げております 」
「 被害届を取り下げる事で、うやむやになって
泥沼化することを望んでは居ないのです 」
「 18日に謝罪に来た宮川泰介選手の
母親は泣いていました 」
「 謝罪を受けた日に宮川泰介選手に
『 会話の内容を録音するけど良いね? 』
と、確認したとき『 はい 』という返事を聞いたときに
あ、全ての事を話してくれるんだな
と確信しました 」
「 悪質タックルという反則行為を行った事実は
消えないですが宮川泰介選手に対しては
一緒に頑張ろうね、と思っています 」
関学の被害選手の父親が語る息子の怪我の状態
「 息子の状態は右足はテーピング、腰は
あの衝撃ですから完治という所までは行ってないです 」
奥野康俊大阪市議の息子で負傷した関学の
QBの選手は27日に行なわれた大阪吹田市の試合に
出場し大活躍された後、報道陣の取材に答えた。
奥野市議「 今回の日大の案件は政治も含めた
日本社会の根深い縮図が有るな、と思いました 」
「 たまたま与えられた今回の事案に対して
頑張ろうという思いでいます 」
「 売名かどうかに付いては子供に言われると
子供は大好きですからはっきりさせなければ、と思いました 」
「 将来( 来年、不出馬で失職したあとに )
大阪市議会議員に戻るつもりは無いです 」
「 息子は悪質タックルを受けたときに
『 何が起きたか分からなかった 』と言っていました 」
「 日大の監督さんやコーチに対しては、
ここでの回答は差し控えさせて頂きます 」
「 脅迫の件に関しては、被害届を提出する予定は無いです 」
「 監督とコーチの主従関係はクラブ( 日大アメフト部 )
内のものでは無いので真相を解明していただきたいと思っております 」
「 いま警察の方に出している被害届けは、取り下げると
警察の捜査も止まりますので取り下げるつもりは無いです 」
「 告訴に関しては今は検討している段階で
調査結果を見ながら決めて行きたいと思っております 」
コメント
私は日大OBです。
関西にいた時は甲子園ボウルを関西学院卒業生と良く見にいつたものです。
今回は私の母校が恥ずかしい事をして申し訳なく恥ずかしい次第です。
内田監督が起訴されなかつたのには訳が有ると思います。
ご存知の通り日大には亀井静元国会議員肝いりで造った危機管理学部が有ます。
警察官僚天下り場所の国家権力中枢の場所です。
内田監督が罪を問われればそれでなくてもアメフト事件で
危機管理学部のお粗末さが暴かれた訳ですから警察自体の威信にも関わりますし、
国家自体にも影響を及ぼします。
今回の内田氏の件は田中理事長と警察、検察権力の茶番だと思います。
田中氏曰く勉強は東大に任せとけ喧嘩は我々には
かなわないだろうと話しているそうです。
総長選に実弾が送られたり( 反社会的勢力 )との関わりが噂が出たり
この様な人物が何故理事長なのか良く解りませんが、
入学式でも卒業式でもスポーツ選手のみの賛美で学業の称えが無い処が
この大学って何だろうと不思議に思います。
スポーツと学業って同じ学びだと思うのですが?
決局、関学の様に学問で名を上げる人物がいないのか、
いても表に出られないのかも知れません。
日本建築協会会長の斎藤名誉教授が人数が多くて良く解らないと
話していましたが、一学部でも定員オーバーの人数を
受け入れ教職員が戸惑う事態だそうです。
悪貨は良貨を駆逐するそのものですね。
多分内田氏も予定通り日大に戻ると思いますが、
アメフト協会が出した通り警察とは別との見解が正しく思います。
スポーツを含めた教育に己の野望を満たす為に
学生を巻きぞいにしたら、いけません。
関西学院の被害者の父親が本当の事を云えと話していましたが、
過去から続く腐りきつた日大全体の裏口入学と
お金の問題は国家権力迄動かす伏魔殿になつています。
心して試合にいどみスポーツを通して学生を
健全な人間に育て上げて下さい。
気になりましたので書きました。
学園とアメフト部の発展を祈ります。
萎澤文義さま、日大OBとしての、お立場からの貴重なコメントを
頂き、誠にありがとうございます。
結果的には刑事事件としては「 立件見送り 」となりましたが、
個人的には、「 やはり 」という感じは致します。
「 相手のクオーターバックを潰せ 」というだけでは、
「 相手を怪我させろ 」という指示をした証拠としては弱い。
しかしながら結果的には、内田前監督も井上元コーチも
共に日大アメフト部を解任されているので、社会的な
制裁は、十分に受けているものと思われます。
不幸中の幸いだったのは被害を受けた関学のクオーターバックの
選手が重傷では無かったことと、内田前監督と井上元コーチから
強権的な指示を受けた日大の宮川選手が無事にアメフト部に
復帰が出来たことでしょうかね。
個人的な印象としては、まぁスポーツ部というのは
どこも似通った部分は有るのかも知れませんが、内田前監督に
限らずに戦前、戦中の日本の軍隊の様な風習が
残っている感じは、します。
「 心して試合にいどみスポーツを通して学生を
健全な人間に育て上げて下さい。 」との御意見に賛同致します。
萎澤文義さまに、ご投稿いただいたコメント文の単語の中に
一部、Googleアドセンス・ポリシーチームの規約に
触れる語彙がありましたので、私の方で編集させて頂きました。