2019年4月22日に、大阪府泉北の堺市長、
竹山修身( たけやまおさみ )市長【 68 】が、
「 自らの資金管理の不備の責任を取り 」、
堺市議会の山口典子議長【 59 】に30日付けで
辞職願いを提出した。
昨年2018年11月に公表された政治資金収支報告書に
記載された不透明な二重支出などの問題が
明るみに出た問題で、実は竹山・堺市長の
政治資金収支報告書は次女の「 竹山理恵 」
氏【 38 】が作成していると堺市議会で述べた。
さらには、大阪府がインターネット上に
公開している政治資金収支報告書のPDFファイルの
会計責任者名には竹山市長の嫁らしき人物の、
「 竹山富美 」氏の名前が記載されているのであるが。
【 本稿の記事ページの目次 】
竹山修身・堺市長の次女は誰か?竹山理恵氏とは
政治資金収支報告書に記載するための「 会計帳簿 」が
無く、記載ミスが堺市議会でも厳しく指摘されていた。
出納帳( すいとうちょう )に基づいて作成した
政治資金収支報告書に誤記載があったとのことで、
堺市政が円滑に回すために、辞職を決意したと
会見で述べた堺市の竹山修身市長。
その竹山市長が、平成31年( 2019年 )3月12日に
開かれた堺市議会・議員総会では、「 平成29年以前の
政治資金収支報告書は事務担当の次女が作成したが、
会計知識が無く、記載ミスがあったが意図的ではない 」
と説明しているが、真相はいかに?
ちなみに、平成26年度の収支報告書の政治団体の
名称には「 21世紀フェニックス都市を創造する会 」
と記載されているが、電話番号などの個人情報も
一緒に記されているので、本稿では載せない。
では、竹山修身・堺市長の次女とは誰なのか?
竹山市長の連合後援会の事務局長も務める竹山理恵氏が
竹山市長の次女であり、堺市議会で自身が証言している様に
私的流用が指摘されている政治資金収支報告書の作成にも、
携わっていると報じられている。
竹山修身・堺市長の次女の顔画像
「 会見処理は怠っていた 」とは認めているものの、
「 政治資金を私的な流用は、していない 」と会見で説明する
竹山修身市長だが、次女の顔画像を入手できたので
以下に引用で、シェアさせて頂く。
「 故郷・堺のために頑張る 」竹山市長と
竹山理恵 後援会事務局長( 左 )【 後援会役員としての思い 】Q 最後に、
竹山おさみ後援会役員としての理恵さんの思いを。A 私も父と同じで、堺生まれ堺育ちです。
愛するふるさと堺のために身を捧げ、
決して堺市を消滅させないという竹山修身の想いに
共感しています。娘でなくても、きっと同じ気持ちだったと思います。
上に引用画像を掲載させて頂いた竹山市長の
次女が竹山理恵氏であり、連合後援会の事務局長とともに
政治資金収支報告書の作成も担っていたのである。
二重計上の作成に関わっていたかは、定かではないが
政治資金収支報告書の何が問題だったのだろうか?
12日の堺市議会の議員総会で、大阪維新の会
堺市議団議会議員団の水ノ上成彰( みずのうえなるあき )
議員【 55 】は、「 親子で数字の操作をして
虚偽記載をしている 」と指摘しているが。
堺市長の次女が作成した政治資金収支報告書とは
12日に開かれた堺市の市議会・議員総会では
堺市民からも刑事告発を受けていると指摘された
竹山修身市長。
すべての問題の根源は、政治資金収支報告書の
記載漏れにある様だ。
竹山氏は自らの関係団体の政治資金収支報告書で
総額約2億3,000万円の不記載が発覚しており、
地域政党「 大阪維新の会 」( 松井一郎代表 )
が政治責任を追及。
「 意図的な私的流用はしておらず、法に則り
粛々( しゅくしゅく )と対応させて頂きたいと
思います 」と語っている竹山修身・堺市長。
しかし、極めて不透明な政治資金収支報告書の
誤記載に対して、堺市議会議員の厳しい追求は続く。
上の払込明細書は、3月8日に提出された書類だが、
事務所御中で書かれている、2017年9月17日の
団体決起大会の請求書で、政治資金収支報告書に
未記載だった金額の16万8,804円が記されている。
団体に請求書を送るはずだが、16万8,804円を
竹山修身市長本人が振込み支出しているが、当時は
選挙期間中だったため、もし飲食による接待だったと
したら利益供与になる可能性もあるという。
選挙運動に関して飲食物を提供することは、
候補者、運動員、選挙人に限らず、しかも
いかなる名義のものであっても原則として
禁止されています。
報道では、2億3,000万円の記載漏れがあると
言われているが堺市議会でも、24年から27年まで
4,000万円を含む収支の合計で1億7,000万円の
記載漏れがある、と指摘されている。
12日の堺市議会では、大阪維新の会の
堺市議会議員団・伊豆丸精二( いずまるせいじ )
議員【 31 】も質問に立ち、「 肝心の預金の写しや
現金出納帳が作成されておらず未提出だ 」と、
指摘した。[ takeyama-rie ]
竹山修身市長は、「 精査中でありまして 」との
答弁を繰り替えすのみであったが、実際とは異なる
政治資金収支報告書の作成に携わっていたのが、
堺市長の次女、竹山理恵氏であると竹山市長自らが
堺市議会の議員総会で証言していたのである。
次女が作成した政治資金収支報告書を議員が追求
一番まっ先に、竹山修身市長の政治資金収支報告書の
記載漏れに気づいたのは、みなさまのNHKであった。
その後、堺市議会の議員総会で激しい追及が始まる。
水ノ上成彰議員は、「 親子で数字の操作をして
虚偽記載をしている 」と指摘している。
「 政治資金収支報告書の経費は5万円以上の支出について
領収書の添付が義務続けられているが、平成27年、28年、
29年の、6割の領収書が添付されていない上に29年度は
7割以上の領収書が添付されていない使徒不明金がある 」と指摘。
「 竹山修身連合後援会の政治資金収支報告書は修正が多く、
5項目もあるが、数百万円単位の合計欄の金額が変わっておらず
1円単位までピッタリズレがないのは数字を操作した? 」と質問。
また「 人件費が高騰し源泉所得税が支払われていたのかも
不明で、人件費が計上されておらず市民税も支払われていない
可能性があり、納付書の控えも出されていない 」と言及した。
また、伊豆丸精二議員も「 『 おれ、しーらない! 』
じゃないですよ?私は検事ではないので法的責任を
追求しているのではなくて、市民の皆さんへの説明責任を果たすべき
政治的責任を追求しているですが 」とも追求している。
竹山修身市長は、「 私的な流用はしていない 」の
一点張りであったが、政治資金収支報告書の
作成に携わっていた次女の竹山理恵氏が、どこまで
関わっていたかが今後、焦点となってくるだろう。
竹山理恵氏も作成に関わった政治資金収支報告書
堺市長の竹山修身氏に限らず、なぜ政治家は
政治資金収支報告書の記載漏れが多いのか?
次女で連合後援会の事務局長も務める竹山理恵氏が
どこまで記載漏れに関わっているのかは不明だが、
政治資金収支報告書には、とある性質があるのだ。
政治家が、政治資金を寄付やパーティー収入で
受け取っても雑所得にならないが、使いみちは
政治活動に限定される法律上の決まりがある。
非課税とする条件は1円単位まで記載し、
もちろん私的流用は出来ないのである。
もし私的流用をしたら、それは雑所得となり
当然、納税の義務も生ずる。
だから仮に政治活動で得た、お金を私的に流用しても
政治資金収支報告書に記載しなければ非課税扱いなのだ。
上記の流れを、辞任した堺市の竹山修身市長は
「 意図的には行なっていない 」と言っている。
堺市の市長を辞職すれば、ハイおしまい!ではなく
これからが本格的な捜査の対象になるだろう。
政治資金収支報告書の事務担当者名に、次女の
竹山理恵氏、そして会計責任者に妻で嫁らしき
竹山富美氏の氏名が記されているのである。
「 愛するふるさと堺のために身を捧げ… 」などと、
素晴らしき心持ちを語った堺市長の次女、理恵氏。
「 天網恢恢疎( てんもうかいかい、そ )にして漏らさず 」
とはいうけれど、歌手の郷ひろみ氏【 63 】の
曲名ほどの大きな金額の記載漏れをしておきながら
永久に隠し通せるとでも考えたのであろうか?
竹山修身・堺市長の次女本人のコメントをシェア!
堺市の竹山修身市長の次女で後援会の事務局長を
務める竹山理恵氏が、政治資金収支報告書の
一連の騒動に対して、2019年の4月19日に
公式にコメントを発表したのでシェアしたい。
コメントで次女は「 今般の収支報告書の作成にあたり、
私も内容をチェックしていたが、
チェック漏れがあった 」と謝罪。「 今後、専門家の指導のもと、法の趣旨を十分に踏まえ
適切に対応して参ります 」としている。
つまり、収支報告書の記載漏れを認めて
謝罪した上で専門家の指導を受けて適切に対応する、
とのコメントを出しているのである。
某テレビ番組のリポーターが自宅に直撃した時は、
次女はインターホン越しに「 私的な流用は有りません! 」
と言い切っていたのであるが、真相はどうなのか?
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